先日、タレントのりゅうちぇる(本名:比嘉龍二)さんがお亡くなりになられました。
誠に残念であり、無念極まりない思いを痛感しております。
心の底から、お悔やみを申し上げると共に、ご冥福をお祈りいたします。

その死因については、心無い第三者からの誹謗中傷、女性ホルモンの過剰摂取による精神障害、父親としての地位の確立保持による精神的圧力によるものなどが巷では囁かれていますが、その真相は定かではありません。
わたしもインターネットに掲載されている誹謗中傷記事の一部を拝見させてもらいましたが、本当に心無い酷い文面のものがその多くを占めていました。
文章による攻撃も、あそこまでいくと人を死に陥れるほどの攻撃力を持つものかと思われます。

Twitter、Facebook、Instagramなど、現代社会には多くのSNSが流行し、多くの人達に利用されており、簡単にフォロワーなどへ自身の現況を発信したり、または、フォロワーなどの現況を確認することができ、その利便性は大きく向上しましたが、その反面、簡単に誹謗中傷等の投稿もすることができるといった負の側面も広く波及してしまっています。
何かを得るためにはそれ相応の対価を払わなければなならない、という万物の法則があるように、SNSにおける利便性を獲得するにあたり、それに付随する負の側面も当然に受け入れなければならないということになります。

世間の人々は「誹謗中傷なんてやめよう」と自身を聖人君子だと思っているかのように声高々に訴えていますが、そういう人達に限ってSNSなどに敏感で、何か事件が起こる毎に、ああだこうだと自論を交えた憶測を語り、その事件やそれらを取り巻く周囲の環境を掻き乱したりしている、というのが現状です。
上でも言ったように、何かを得るためにはそれ相応の対価を払わなければならない、言い換えると、SNSという便利な機能を活用していく上で、誹謗中傷等の弊害は必然的に発生してしまうというのが万物の法則です。
ですので、本当に誹謗中傷を排除したいのであれば、そもそもSNSというサービスを排除するしかありません。
しかし、既にSNSが深く浸透してしまった現代社会において、SNSを排除するなど不可能な話です。
そうなると、誹謗中傷等が発生することは自然現象として受け入れ、それらの負の側面とどのようにして上手く付き合っていくかを検討することが建設的な考え方なのではないかと、わたしは思います。

続いて、女性ホルモンの過剰摂取についてですが、こちらに関しては人によると思われます。
ホルモン注射により精神が大きく不安定になる人もいれば、全く不安定にならない人もいます。
ですので、りゅうちぇるさんの死去について、こちらの要因については何とも言い難いというのが現状です。

わたしたちの業界においては、ニューハーフがそのほとんどを占めています。
当然にその多くは女性ホルモンを注入していますが、それが原因で精神障害を起こし、死に至った、という話はあまり耳にすることはありません。
多少、精神的に不安定になることはありますが、死を招くほどに精神的に不安定になるとは考え難いです。
こちらについても、実際に女性ホルモンを注入したことのない自称聖人君子のSNSの住人が憶測で語っているに過ぎないものだと思われます。

最後に、父親としての地位の確立保持による精神的な圧力についてですが、個人的にはこれが、りゅうちぇるさんを死に至らしめるに足りる要因だったのでは、と考えています。
りゅうちぇるさんが亡くなる前日に、元奥様とお子様の誕生日を祝い、共に3人で過ごしていたと聞きました。
その時、おそらく今後も父親としての責務を全うしなければならないという責任を、りゅうちぇるさんは深く感じていたものと思われます。
しかし、りゅうちぇるさんは真に女性になりたいと望まれていたとも聞いてますので、その相反する感覚に、強い葛藤が生じていたのではないかと想定されます。

心理学の話になりますが、このような強い精神の葛藤は時として、予想外の行動を発動させてしまう可能性があります。
おそらく、りゅうちぇるさんはこのどうしようもない、変える事のできない相反する2つの事実の間で板挟み状態となり、それにより生ずる強い葛藤に耐えられず精神崩壊を起こし、自害という選択に至ったのではないかと、わたしは想像しています。
とは言え、これも単なる想像に過ぎず、その真相は闇に包まれています。


という感じで、いろいろと勝手な想像を巡らせてしまった訳ですが、我々の業界のほとんどはニューハーフで構成されています。
ですので、今回の事件は、何故か他人事として済ましておく事ができません。
現実の外形的な社会的身分と、内面的な本来の自分との整合性が取れない事による精神的葛藤は想像を超えるものです。
ニューハーフ達はその葛藤の中、その越えられるかどうかわからない壁を越えようと日々努力し、工夫し、時には心が折れそうになりながらも直向きに前に進んでいます。
そういう困難の中、愚直に生きてきたニューハーフ達は内面的に磨き上げられた人も多い訳です。

そのような内面的に磨きあげられた者達による渾身の演技は、それは真に美しいものとなっています。
外形的な美しさはもちろん、内面的に湧き上がる美しさとの融合、まさに芸術です。
是非、その完成された美を体感しにお越し下さいませ♡
スタッフ一同、お客様のご来店を心よりお待ちしております♡

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